FOR YOU精神の想いが強い竹内様にインタビュー!
竹内さま、本日は宜しくお願い申し上げます。
「新宿駆け込み餃子」の竹内です。宜しくお願い致します。


まず初めに店名の由来をお伺いできますでしょうか。
餃子の肉汁が駆け込んでくるという意味と新宿駆け込み寺の合同の取り組みの賛同の意味を込めて名付けました。
開業のきっかけを教えてください。
餃子と馬刺しとおでんの業態を歌舞伎町で開業する予定でいたところ、新宿駆け込み寺の玄さんにお声がけいただいて、社会復帰を目指している人を飲食を通じて復帰をサポートする居酒屋を開業しました。
なぜ、餃子をメニューにしようとしたんでしょうか。
中国では餃子をお祝い事に食べるものとされており、子供が生まれた際に食卓に並べ、人と人との交わりの中で子孫繁栄を祝う料理です。また、餃子の皮のように全てを包み込み受け入れるという玄さんの想いから餃子をメニューにしました。
開業されたのはいつ頃でしょうか?
2015年4月24日です。
コロナの影響はありましたか?
影響はありました。特に歌舞伎町は、「夜の街界隈」とメディアで夜22時以降の営業は悪とも言われ、営業することが困難な状況の時期が続きました。
外国の方には、歌舞伎町が観光スポットになっていしたが、海外からの観光客は皆無となり、お店の外国人観光客も3割がコロナで無くなってしまいました。
内装おしゃれですね!
内装は、「江戸時代の火消し隊」をモチーフにしています。火消し隊が自ら火の中に飛び込み自分の命も顧みず社会貢献をする姿を、コンセプトにしました。
お店には、火消し隊の纏を吊した江戸の世界観と日本のお祭り文化の象徴である提灯を吊るした内装と従業員は、ハッピを着て接客をしており外国のお客様には、江戸の文化にタイムスリップしたような感じを味わってほしいです。
「新宿駆け込み餃子」さんの名物、ウリを教えてください。
餃子といえば、ご飯と食べるイメージですが、ビールと一緒に食べてほしくてお酒と相性が良い餃子にしました。醤油をつけなくても味があるためそのままで食べられます。肉汁が飛び出し小籠包と餃子のいいところを掛け合わせた餃子になっております。
メニューには、焼き餃子と炊き餃子があります。炊き餃子は博多の水炊きの餃子です。スープにもこだわっており、名古屋コーチンを使用したスープを使っています。柚子胡椒と焦がしニンニクをお好みで使ってもらい食べてほしいです。
水餃子と焼き餃子で皮が違うんですが、水餃子はもちもち感が出るような皮の配合にしています。焼き餃子は、ジューシーな肉汁を閉じ込めるための皮の配合に変えています。
肉汁に関しては、干し貝柱のお出汁をゼラチン状にしたものを使っています。お肉は、肉感が残る豚の腕肉を使用したこだわりがあります。
商品コンセプトでは、三本柱にしており1つ目が餃子、2つ目に馬刺し、3つ目におでんです。餃子は焼き上がるのに時間がかかります。そのため、まず馬刺しとおでんを楽しんでほしいです。
馬刺しにもこだわっており、熊本の牧場で、飼育現場と衛生管理がしっかりしている牧場から直送してもらっています。馬刺しの醤油は、鹿児島のたまり醤油を工場から取り寄せております。
こちらの甘露醤油は、甘くてコクのある馬刺しにぴったりの醤油です。


メニュー開発などは竹内様が行われているのでしょうか?
私が行っています。
これまでで一番大変だった時のエピソードなどがあれば教えてください。
1番は人の教育やマネジメントが大変でした。
逆に飲食店をやっていて嬉しかったことはなんですか?
飲食店は「いらっしゃいませ」から始まり「有難う御座います」で終わります。「有り難う御座います」を何百回も言った内の1回でもお客様に「美味しかったよ」と言われたことが一番の幸せです。
また、コロナで他のお店が休業している中で、新宿駆け込み餃子は営業を続け、お客様から「お店を営業していてくれて、ありがとう」と言われた時に非常に嬉しかったですね。
お仕事のこだわりやポリシーなどはございますでしょうか?
社会貢献ができることです。自分達のエゴではなく、純粋にどうやったら喜んでくれるかを考えています。興味あることや面白いことをやりたいです。
「新宿駆け込み餃子」さんの今後の展望を教えてください。
私は日本が好きです。世界の人々が日本に来ていろんなことを体験してほしいです。海外の人は今後日本に来て、日本の文化と美味しい料理を提供したいです。
最後に若者に向けてメッセージをいただけますでしょうか。
時代は早いスピードで加速しています。安定や安心の将来があるとは限らない。先が見えない時代だからこそ、今を大切にし、自分が今何をやりたいのかに、どんどんチャレンジしていくことが大切です。
若者以上におじさんたちが諦めていると思います。おじさんたちが元気ないです。未来ある若者のためにもおじさんたちが頑張らないといけないと思います。
竹内さま、本日は貴重なお時間をありがとうございました!
ありがとうございました!


