ジャンルに捉われないビストロテイストの創作居酒屋「和ビストロ トリノス」にインタビューしました!
山田さま、東さま、平泉さま本日は宜しくお願い申し上げます。
「和ビストロ トリノス」のオーナーの山田、店長の東、副店長の平泉です。
宜しくお願い致します。
まず初めに店名の由来をお伺いできますでしょうか。
「トリノス」はフランスのことわざで「鳥は少しずつ巣を作る」という意味があって、日本語でいう「塵も積もれば山となる」と同じ意味をもちます。元から仲間の3人で一緒にお店をやろうという話になり集まったのがきっかけで「3人でコツコツ巣を作っていこう」という気持ちからこの名前を付けました。
開業されたのはいつ頃でしょうか?
2022年4月3日にオープンしました。
コロナ禍でのオープンでしたがコロナの影響はいかがでしょうか?
今年の夏は東京の感染者数も増えて、少し上り調子だったところが最近は若干客足が遠のいていると感じています。当店だけなく御徒町がビジネス街ということもあって全体的にそんな様子でした。
再びコロナの感染者数が上がってきていますよね!
ビジネス街だと尚更わかりやすく影響を受けますよね。
コロナ禍でのオープンでしたが、集客で工夫されていたことはありますか?
今の時代、SNSを見て来店されるお客様も多いのでインスタグラムやLINEなどの登録者数を増やしていこうと試みています。また、岩手県の花巻がワインを作っている地域なのですが、そこの地域と8月限定でコラボをしておりポスターを作りました。そのポスターを見たり口コミを聞いて来店してくださる方もいました。
なるほど。コラボ企画をポスターにした結果、集客に繋がったんですね!
他のお店にもポスターを貼ってもらっていたので、それを見て足を運んでくれたお客様もいますし、フェア自体を知っていて来てくれた方もいましたね。
仲間3人で始められたとのことですが、開業までのきっかけや流れをお伺いしたいです!
私達3人は全員飲食店を経験してきました。元々私、山田は総武線沿いの平井でお店を経営していてもっとお店を大きくしたり、店舗展開をしたいと思っていました。そのタイミングで東から開業について声を掛けられたので、私の後輩である平泉を連れて3人でお店をやる流れになりました。
平井のお店が1店舗目で「和ビストロ トリノス」が2店舗目になるんですね。2つの店舗でどこか違いはありますか?
1店舗目は「酒場 山小屋」というお店で日本酒居酒屋です。
個人でやっているような日本酒居酒屋なので2店舗目とはまた違います。
飲食店もいろいろとある中で、なぜ居酒屋を選択されたのかお伺いしたいです!
人と話すことも好きで料理も好きなので、それを掛け算すると居酒屋かなと思いました。全員キッチンなのですが私、山田は調理師学校卒業後に和食の経験を積みました。東と平泉については学生時代から飲食店に携わっている中で洋食をメインでやっていました。イタリアン、フレンチ、スペイン、アメリカン料理など様々な経験を積み、この業界に興味を持ちました。
みなさんそれぞれ違うジャンルの経験をされているんですね!
メニュー開発はどなたがされていますか?
3人で考案しています。私山田は和食を経験しているので和食のメニューを考案しており、店長東と副店長平泉の二人は洋食の経験が豊富なので洋食のメニューの考案をしてもらっています。ジャンルにとらわれない「和ビストロ」でやっています。
メニュー開発の際にこだわっていることはありますか?
なるべく感動を与えられるように普通のメニューは置かないようにしています。「和ビストロ」なので日本の要素も加えていて、創作居酒屋ですがビストロのテイストを加えているイメージです。創作性に高くフォーカスできたらと思っていたので、日本の郷料理食材の「生麩」にブルーチーズソースをかけたメニューも作ったりしました。
是非、お勧めのメニューを教えてください!
一番人気が「厚切りチャーシュー」です。どのテーブルでも注文を受ける商品の一つで、大判厚切りの洋風煮込みチャーシューです。幅が8~10センチあり高さが6センチあるボリューミーなメニューですが、味はわりとあっさりめに味付けしてます。値段は1380円で自家製のサワークラフトと併せて提供していますので、皆でシェアして食べるのもよし、一人で食べるのもよしなので是非食べてみてください!その他の名物でいうと「串揚げ」です。現在9種類ありますが、季節ごとの串をやったりもしています!
開業前、開業後に大変だったエピソードをお聞かせください。
コロナ禍でオープンしているので集客のためにみんなで試行錯誤して意見を出し合ってやっていました。現在はやっていませんが、当初はランチもやりました。先ほども話ましたが御徒町がビジネス街なので、周辺のサラリーマンの方々に認知してもらえるように必死に頑張っていました。店舗が地下にあるので中々認知されにくい部分がありますが、一度来ていただいたお客様には満足して帰っていただき、次の機会でもお店を使ってもらえるように意識していました。
なるほど、地下にお店があると中々お客様から見えずらかったり認知されにく部分もあるんですね・・。
今も悩んでいますし、これは永遠の悩みですね(笑)
来てくれたお客様を大事にしていき、値段設定もリーズナブルにしているので、「これだけ食べてあれだけ手間かかってるメニューでもこの値段なんだ。また来よう!」と思ってもらえるように心掛けています。お会計の最後の最後まで感動を与えたいですね!
逆に嬉しかったことはありますか?
グルメ系インフルエンサーが当店を紹介してくれたのですが、その時の反響がすごかったです。インスタグラムも1,5万イイネがついたり、お店への問い合わせだったり予約の電話が鳴りやみませんでした。正直SNSの影響にはとても驚きましたね!そして何より一度お店に来てくれたお客様が再び足を運んできてくれることが嬉しいです。SNSでバズったことによりリピーターさんも増えたので、自分達の実力が認められたと思える瞬間ですね。
1.5万イイネはすごいですね!やはりSNSの影響は大きいですね!
「和ビストロ トリノス」さんの今後の展望がありましたら教えてください!
まだオープンして4か月ということもあって御徒町という街に馴染めていないので、これから徐々に馴染んでいき御徒町にトリノスがあることが当たり前になっていきたいです。お店の席数も29席でお店自体大きいわけではありませんが、街の一部として認識されていければと思っています。
最後に開業を考えている若者に向けて一言お願いいたします!
まず、私達も20代なので「一緒に頑張りましょう」と言いたいです!目の前に立ちはだかった物事に対してぶつかっていくことです。その経験は決して無駄にはならないし、経営者になりたい人はリスクをどんどん取っていき今の常識にとらわれずにやっていってほしいです。
なるほど。
そして「人」や「人との縁」を大事にしていってください。このお店がオープンした時に来店したお客様の9割が今まで出会ってきた方々でした。一緒に仕事をする提案をもらえたり、人から人にお店を紹介してもらえたりと人との縁を大事にして且つ自身で色々チャレンジしていくことで自然と道が開けると思います!
山田さま、東さま、平泉さま、本日は貴重なお話とお時間をいただきありがとうございました!
ありがとうございました!