火鍋三田 薬膳なつめ

「火鍋三田 薬膳なつめ」の村井です。宜しくお願い申し上げます。

働く女性に向けた「健康と美容をテーマにした薬膳火鍋の お店」というコンセプトも決まっていたのですが、どんな店名にしようかとても悩みました。
薬膳を調べていく内に、薬膳食材になくてはならない〈なつめ〉は世界3大美女の楊貴妃が好んで食べたとされ、〈一日食三棗 終生不顕老〉ということわざもあることを知ったんです。
お店の魅力をシンプルにわかりやすく知っていただく上で 一番適切なネーミングかなと考え、名づけました。

もともとスポーツ業界でマネジメントを行う仕事をしておりました。あるとき友人と銀座にある四川料理のお店に行ったときにそこのお店の火鍋にハマりまして(笑)。海外から帰国したら必ず訪問するくらいそのお店に足繁く通うようになりました。

火鍋の魅力に強く惹かれたこと、飲食店の経営に興味があ ったことも重なり、出店を決めました。 その時、50半ばくらいでしたし出店までには正直、とても悩みました。 最後は周りの後押しもあって東京に1号店を出店することになりました。

かなり影響がありました。2,3年厳しい状況が続くとしても耐えるしかないと思っていました。蔓延防止の期間は、こんな時にお越しいただいたお客様にいつも以上に最高の接客をする、ということを掲げておりました。

薬膳香辛料を本場中国の四川省成都から輸入してい ます。 日本で仕入れる花椒などは収穫から時間が経っていたりするので、味や香りが落ちてしまっているものが殆どです。 山椒ひとつとってもランクがあり、我々は四川省の限られた地域と時期でしか収穫できない最高品質のものを100キロ200キロ単位で仕入れ、使用しています。 日本で仕入れるより倍くらいのコストがかかりますが、火鍋スープの味や香りが段違いに良くなるため、追及しています 。

巷の火鍋は表面的な鍋が多い印象です。 当店は麻辣スープだけでも20-25種類の薬膳香辛料を使用しています。 白湯スープに関しても干しエビや牛乳、豆乳なども使った独自の配分にこだわることで、深い味わいを出しています。

一つはコロナですね。この危機をどう乗り越えるかっていうことを常に考えていかないといけないので大変ですね。後は人材です。お料理と同じくらい接客は大事な部分なのでお客様にいかに喜んでいただけるか一人一人のスタッフには真剣に考えていってもらいたいなと思っています。

お客様が喜んでくれることですね。喜んでくださったお客さんが知り合いを連れてきてくれたりするのでご縁が広がっていくことにも喜びを感じています。ありがたいことに芸能関係の方とかスポーツ関係の方もお忍び使いしてくださっています。

地道に頑張ることですね。変わったこととか、一発狙って急に大きな仕事が決まることを期待してもいいですが、そのために仕事をすると成功率も低くなると思うんですよ。例えばフォアグラを使った火鍋を出そうかと変わったことを考えて提供してもお客様から理解や満足感を得られなかったら本末転倒だと思います。

お店をもうちょっと増やしていきたいと思っています。夢みたいな話ですが海外にも何店舗か出店したいですね。今64歳なのでこの飲食業が最後の仕事かなと思っています。ライフワークとして働けるうちは頑張っていきたいなと思っています。スタッフと一緒に楽しく経営し続けていきたいと思います。

夢を持つことが重要だと思います。最近の若い人たちは自分はできないと自分で決めつけてしまっているところがあると思うんですけど。自分が何かに対して興味を持って実現を目指せばきっと実現すると思います。諦めなかったら夢は叶うと言えないけど、必ず成長には繋がると思います。

ありがとうございました！