小泉さま、本日は宜しくお願い申し上げます。
「伊津美」の小泉です。宜しくお願い致します。
まず初めに店名の由来をお伺いできますでしょうか。
名字が小泉といいまして、そこからとったものです。
祖父祖母の代からお店をやってまして、祖母が当て字が好きで付けた名前なので特に深い意味があるわけではないんですけども。
開業のきっかけを教えてください。
祖父がもともと料理人で、ホテルに勤めながら食堂みたいな形で始めたらしいんですけど、もちろん勤めながらなので祖父はお店に立つことは簡単にできず、仕込みだけをして祖母がお店を回している感じでした。
始めは寿司ではなくラーメンなどを扱っていた食堂でした。
開業されたのはいつ頃でしょうか?
代々やってきたので60年ぐらいです。
1回移転してるんですけど、そこから30年ちょっとは経ってますね。
コロナの影響はありましたか?
そうですね。
うちの店舗は大きくて200名ぐらいのお客さんを入れることができるのですが、宴会の需要がなくなってるので宴会席の80席が上手く使えてないですね。
「伊津美」さんの名物、ウリを教えてください。
やっぱりお寿司にはなってきますね。
高級店ではないのでリーズナブルで食べれるのはウリかなと思います。
あとは天ぷら、そばうどんのセットをランチで出しているのでそれもですね。
マグロを作ったオリジナルステーキもウリですね。
お寿司のなかでもおすすめなネタはありますか?
中トロやウニが人気ですね。
メニュー開発などは小泉様が行われているのでしょうか?
はい、私がやってます。
今は父が社長で私が店長という形でやっていますけど、時代が時代なので新しいメニューというか今風なことも試行錯誤しながら新しいこともやってます。
開業までのご経歴が気になります!
どういう経緯で飲食の世界に足を踏み入れられたのでしょうか?
私は元々家を継ぐ予定でいたので、高校卒業後東京の専門学校にいき、その後5年ぐらい東京のホテルで働いて地元に帰ってきました。
なるほど、最初から家を継ぐというお気持ちがあったんですね!
まあそうですね、最初は就職活動がめんどくさかったというか(笑)
これでいいかなという感じはあって、やりたいことがあったわけでもないので、そんな決意して入ったわけではないですけれども、途中から段々仕事の面白さがわかってきて、こういう仕事が好きだなと思うようになりました。
これまでで一番大変だった時のエピソードなどがあれば教えてください。
昔のことはわからないのですが、自分が継いでからはお店が火事になってしまって全焼ではないんですけど、原因が放火でそれが大変でした。
しばらく休業せざるを得なかったですね。
火災保険に入っていたのでお金の面は大丈夫でしたが、後始末が大変でした。
お仕事のこだわりやポリシーなどはございますでしょうか?
飲食業界が二極化されてるといわれていて、高級なものかリーズナブルなものかで分かれていて、中間があまりない状況なんですね。
うちは特別高級なものは出していないので、しっかりたべて美味しいというものを作りたいですね。一つ一つの料理を丁寧に提供していきたいというのはありますね。
「伊津美」さんの今後の展望を教えてください。
私が社長になってからすぐどうこうできるかはわからないのですが、1階席が掘りごたつの席で、半個室的な席なのでそこを個室化したいです。
あと炭火焼の料理をやりたいなと思ってます。
うなぎとかそういったお料理を出していきたいです。
最後に若者に向けてメッセージをいただけますでしょうか。
飲食業は今なりたい人が減っていると思うので、やるか迷ってる人というか、大変な仕事ではありますけど、お客さんの喜ぶ顔が見れたりとやりがいはある仕事なので、思いとどまってる人がいればやってみてはいいんじゃないかと思います。
小泉さん、本日は貴重なお時間をありがとうございました!
ありがとうございました!