父の背中を見て育ち、伝統的な技法で調理しているオーナーにインタビューしました!
川原さま、本日は宜しくお願い申し上げます。
「そば庄」の川原です。宜しくお願い申し上げます。
まず初めに店名の由来をお伺いできますでしょうか。
祖父の庄太郎という名前が由来です。
開業のきっかけを教えてください。
私で3代目になるのですが、そば庄が開業するまで出石地域には年間通してお蕎麦を食せるお店がありませんでした。その為、初代が年間通して食せるそば屋をと開業しました。
開業されたのはいつ頃でしょうか?
1966年です。
コロナの影響はありましたか?
コロナの影響はありました。しかし、今は少しずつ客足がコロナ前に戻って来ています。
「そば庄」さんの名物、ウリを教えてください。
当店では出石皿そばがウリです。皿そば一人前が5枚の皿に小分けされており、薬味として山芋と鶏卵が付いてくるのが出石皿そばの特徴です。丸い形にそばの生地を伸ばして、手ごまで切る技法も特徴です。
メニュー考案などは川原様が行われているのでしょうか?
そうです!
開業までのご経歴が気になります!どういう経緯で飲食?
父が2代目で、そんな父の背中をずっと見て育ちました。学生時代は野球に夢中で一度は野球に携わる職業も考えましたが、野球では生活出来ない事を思い知り、日本料理のお店で修行して飲食業界に飛び込みました。
これまでで一番大変だった時はいつでしょうか?
修行時代は大変でした。寮の中で雑魚寝で暮らしプライベートの時間はほぼ無く、24時を過ぎても帰れないなんてしばしばありました。
飲食店をやっていて嬉しかったことはなんですか?
『美味しかった、ご馳走様』とお客様に言ってお帰り頂く事がやはり嬉しいです。
お仕事のこだわりはありますか。
こだわりは無く、日々一歩ずつ歩んで行く事を大事にしています。
「そば庄」さんの今後の展望を教えてください。
人材育成に力を入れて、若者にも出石皿そばの伝統を継承していきたいです。
最後に若者にメッセージをお願いいたします。
飲食店は自分自身が頑張れば頑張った分だけ良い事が跳ね返ってくる業界です。今はコロナ禍で開業するライバルの飲食店が少なくチャンスです。しかし、色んな仕事を経験して『これだ』と思う仕事に出会って欲しいですね。
川原さま、本日は貴重なお時間をありがとうございました!
ありがとうございました!