ヤフージャパン「次世代に残したいラーメンランキング全国1位」ラーメン業界28年の野菜を愛するオーナー様にインタビュー!
升田さま、本日は宜しくお願い申し上げます。
『麺屋 一翔』の升田です。宜しくお願い致します。
まず初めに店名の由来をお伺いできますでしょうか。
みんなで一つになって翔あがれるようにという思いから一翔にしました。
開業のきっかけを教えてください。
私の子供は発達障害という個性を持って産まれてきました。子供が産まれた時に自分の子供や個性を持った人達と一緒に働きたいと思い開業をしました。
開業されたのはいつ頃でしょうか?
2017年に開業をしました。
7年目になります。
コロナの影響はありましたか?
凄くありました。2020年にヤフージャパンさんの次世代に残したい、次世代ラーメン決定戦のこってりラーメン部門で全国1位になり、行列が出来たのですが、その直後にコロナになってしまいました。
「麺屋 一翔」さんの名物、ウリを教えてください。
私の妻は野菜ソムリエで実家が農家なのですが、その野菜を使い1~2週間に1度、旬の野菜を使った限定ラーメンを作っています。そして、同じラーメンは二度と作っていません。
メニュー開発などは〇〇様が行われているのでしょうか?
私が全て一人でしています。料理も創作することも好きで、苦しい時こそ楽しんでやっていこうと、やらせていただいています。実は『TVチャンピオンのラーメン職人選手権』に出まして、準決勝まで行きました。
開業までのご経歴が気になります!
どういう経緯で飲食の世界に足を踏み入れられたのでしょうか?
始めは六本木のKENTOSでバーテンダーをしていました。そこで作ることが凄く楽しくなり、国立の辻調理学校に入学をし、お寿司屋さんになるはずだったのですが、先輩のラーメン屋さんのお手伝いをすることになり、気付いたら正社員になっていました。そこからラーメンの世界に入りました。上海や色々なお店で働き、28年経ちます。
これまでで一番大変だった時のエピソードなどがあれば教えてください。
一番はコロナの時ですかね。コロナが落ち着いた後に戦争になり、食材などの価格が高騰していて今は先が見えていないですね。
逆に飲食店をやっていて嬉しかったことはなんですか?
料理って自分のエゴだと思うんです。でも、それをお客様と共有できた時が一番嬉しいですね。『美味しかった』と言われることが、お金をいただくよりも嬉しいです。
お仕事のこだわりやポリシーなどはございますでしょうか?
実は妻に出会ってから、食材・素材の味が凄く美味しいと改めて気付きました。今はうま味調味料などは一切使っていません。無駄に味付けをしない、素材の味を生かしたラーメンを作ることにこだわっていますね。
舛田さんの今後の展望を教えてください。
これから製麺所を作りたいと思っています。うちの社員はみんな手話が出来るのですが、個性のある人達と一緒に働けたらなと思っています。個性のある子達の実情をお伝えすると同じ労働でもとても賃金が安く、親元にいたくても青森から出なくてはいけない状況です。住む場所、働ける環境が選べる足掛かりになればいいなと思っています。
最後に若者に向けてメッセージをいただけますでしょうか。
私は中卒で何をやっても駄目だったのですが、好きなものが見かり、それに全力で走るとそれなりに形になるので、あまり無理せず好きなものが見つかったら全力で走った方がいいよというのが50歳手前の私からアドバイスですかね。
升田さま、本日は貴重なお時間をありがとうございました!
ありがとうございました!