やっぱり小田原 魚が旨い!
上野山さま、本日は宜しくお願い申し上げます。
「やぱおだ」の上野山です。宜しくお願い致します。

まず初めに店名の由来をお伺いできますでしょうか。
小田原にお店を出すにあたり、小田原の誇りのような存在になりたかったんです。
そう考えたときに、小田原の良さを出した名前にできないかと思い、
やっぱり小田原は魚が旨いということからとった名前です。
なるほど!魚が美味しいんですね!
そうなんです。
早川港の小田原市場が目の前にあるので、朝獲れた新鮮な魚をそのまま仕入れ、
それを調理してお客様に提供しています。
開業されたのはいつ頃でしょうか?
一昨年2020年の12月です。
開業のきっかけを教えてください。
18歳の時にチェーン店の庄やでアルバイトとして働いてました。
そこにいた店長があるときに、「お前は独立に向いてるよ」と言われたんです。
でもそこに何の根拠もなかったと思うんです(笑)
向こうはもう覚えてないと思いますが、僕はその時「そうなんだ」と思い
じゃあ独立しようかなとなんとなく思ったのがきっかけです。
じゃあその一言がなければ今お店を出していなかったのですね!?
そうですね。
お店をもってなかったかもしれないです。
「やぱおだ」さんの名物、ウリを教えてください。
沢山あるのですが、ランチメニューの小田原城です。
一日5食限定で、うちのお店を象徴するメニューです。
小田原城に見立てて作られたメニューなんですか?
そうです!
見た目も小田原城っぽいです(笑)
へぇ~!具材は何が入っているんですか?
まずアジフライ、小田原で有名なかまぼこ、小田原の名産の相州牛のステーキ、
そしてお刺身
ご飯は四種類で、ネギトロ丼やいくら丼などが入ってます!
じゃあ結構ボリュームがありますね!(笑)
1人で食べきれるものなのですか?
ギリ食べきれます(笑)
頑張って食べたという声はよく聞きます(笑)
なるほど(笑)
女性が食べるなら2人で食べたほうがいいですか?
女性が頑張って食べる感じですね。
男性ならちょうどいいかもしれません。

これまでで一番大変だった時のエピソードなどがあれば教えてください。
お店を出してから何が大変だったかというと、僕は小田原の出身じゃないんです。
元々は同じ神奈川県の平塚の出身で、物件に縁があって小田原に出店したのですが、
もちろんつてやコネなどがない上に、どこチェーンでもなく、しかもお店の名前が特徴的、さらに2階にお店があり外から見えなく、コロナも重なりお客さんが来ませんでした。
その時は本当になんでオープンしたのだろうと悩んでいましたね。
今はある程度知ってもらっているのでしょうか?
今もあまり変わってませんね。
知ってる人ってすごい少なくて、中が見えない作りも変わっていないので。
お店に来るほとんどの人が、誰かに聞いてなど口コミで来てるんです。
「やぱおだ」さんの今後の展望を教えてください。
当初のところから変わっていなくて、小田原の財産みたいな存在になりたい。
やっぱり小田原魚が旨いという看板を出しているんです。
その看板の価値ってもっと大きくなればすごく面白いことが起きると思う。
地方とか行くと名産品ってありますよね。
浜松行ったらうなぎを食べないと損しちゃう、宇都宮行ったら餃子を食べないと!
みたいな感じで、小田原は元々魚が有名だけど、「小田原に来たなら魚食べなきゃ損しちゃう」そう思ってくれるようにしたい。
看板も駅から見える場所にあるので、それの情報的価値、認知が大きくなれば目的に近づけると思う。
そうすると何が起きるかというと、うちの店が繁盛するのは前提条件で、小田原で魚に関わっている会社すべてが潤う。
そして小田原に住んでいる人も全てが潤うように作っていけたらなと思ってます。
凄いですね!
自分がというよりか、最終的には周りを巻き込んでいきたいのですね!
そうですね。
そのためには自分の店が繁盛しなきゃいけないのは前提条件で、それはもう絶対クリアしないとけない、頑張らないとなと思っています。
最後に若者に向けてメッセージをいただけますでしょうか。
自分が独立して社長としてやっていて思うのが、僕が優秀だったから社長としてやっているわけではないとすごく思う。
18歳から飲食にいて、もう25年以上になるんですけど、その中で僕より優秀な人間はたくさんいたんです。
天才だなみたいな人はいたんだけど、その人も別に社長になってるわけではない。
じゃあなぜ僕が社長としてお店をやれているのかというと、「やめなかったから」
だと思うんです。
20年間やめなかったからここにいるだけなので、何か目指すことが見えたときに、
本当に上手くいかないことばっかりだと思うけど、やめなきゃ大体何とかなる。
凄い辛いことばっかりかもしれないけど、意外となんとかなっちゃうもの。
上野山さん、本日は貴重なお時間をありがとうございました!
ありがとうございました!



