有機オーガニックを全国へ!!和スイーツを提供するスイーツ店の店長様にインタビュー!
渡辺さま、本日は宜しくお願い申し上げます。
「甘味処 たきむら」の渡辺です。宜しくお願い致します。
まず初めに店名の由来をお伺いできますでしょうか。
弊社の社長の名前から取っています。甘味処の部分は京都では馴染みが深いものですが、福岡の方には新しく見えるかなと思います。
確かに京都ならではで日本の歴史を感じられる名前ですね。
そんな「甘味処たきむら」さんの開業のきっかけを教えてください。
京都の和束町にうちの本社の提携先がありまして、宇治抹茶が有名なんですね。そこでは有機オーガニックのお茶類を作っているのですが、それを京都だけでなく全国に向けて発信したいという思いでまずは福岡に開業しました。
なるほど。今後日本全土に有機オーガニックのお茶類を広めていきたいという願いがあっての福岡での開業となったということですね。
開業されたのはいつ頃でしょうか?
三年前くらいですね。
やはりコロナの影響はありましたか?
やはり最初は入店数でつまづきましたね。ただ福岡では珍しい店舗でしたので周りと比べますと客数はそこまで少なくはなかったですね。ただ本来はゆっくりと落ち着いて召し上がっていただきたかったのですがコロナの影響で長時間の滞在はできずに短時間で食事を済ませられるパフェなどを頼まれる方が多かったですね。
ゆっくりと落ち着いた空間を提供したかったが故に長時間滞在できないというコロナの影響を強く感じたということですね。
「甘味処 たきむら」さんの名物、ウリを教えてください。
お客さまに七輪で炙っていただくお団子セットですね。四本お団子がついてくるのですが薬味が八種類ありまして好きなお味を楽しんでいただく形になっていますね。あとはお茶もついてきまして、それも三種類から選んでいただけるようになっています。また八つの薬味の中で人気なのは”みたらしだれ”や”つぶあん”ですね。
好きな薬味やお茶を選ぶことができるだけでなく、自ら焼くことができるのはとても魅力的ですね。写真からもすごく美味しそうなのが伝わってきます!
メニュー開発などは渡辺様が行われているのでしょうか?
そうですね、私がやっています。もともとイタリアンのシェフでして、オーガニックにこだわった料理を出していたんですね。それで今の会社の方に目に留めていただいて今に至るのですが、今の店舗でも添加物などをあまり使わないようなスイーツを試行錯誤しながら開発しています。
イタリアン時代の経験が今の店舗でも応用されているということですね。
どういう経緯で飲食の世界に足を踏み入れられたのでしょうか?
銀座のイタリアンで修行をしまして、その後二店舗ほど移動したのちに今の店舗に至ります。これまでは和のスイーツは作ったことがなかったので、京都・大阪・兵庫など回り学ばせていただきました。
長年で培ったスキルを持って今のお店で働かれているということですね。
これまでで一番大変だった時のエピソードなどがあれば教えてください。
コロナが落ち着いた際にこれまで来れなかったお客さまが一気にご来店された時があったんですね。その時はこれまでのリズムではなかったためお客さまにご迷惑をお掛けしてしまい大変でしたね。
確かにコロナ渦中時とピーク時のリズムは想像以上の差がありそうですね。
逆に飲食店をやっていて嬉しかったことはなんですか?
お客さまにお茶が違うねと言われた時ですかね。メニューにオーガニック抹茶のかき氷があるのですが、これはかなりこだわっていまして、中がけと外がけでシロップを二種類用意しているんです。外は苦く、中を丸く優しい味にしているのですが、お客さまから「ここの抹茶かき氷は違うね」とこだわりに気づいていただいた時はとても嬉しいですね。
やはりこだわっているところをお客さまに気づいてもらい、実際に褒めていただくことは自信にも励みにもなりますね。
お仕事のこだわりやポリシーなどはございますでしょうか?
昔から教えられてきたのですが、常に”キープ”することですかね。料理というものは365日必ず体に入れるものだからこそ一食一食丁寧に、同じ味を召し上がっていてだくようにスタッフにも共有しています。
お店全体として同じ意思を持ってお客さまにスイーツを提供なさっているのですね。
「甘味処 たきむら」さんの今後の展望を教えてください。
やはり今はテイクアウトが人気になってきていまして、今後は物販の方を強めた店舗展開を考えております。
コロナ禍だからこそテイクアアウト専門の物販店を考えられているということですね。最後に若者に向けてメッセージをいただけますでしょうか。
自分が一番詳しいと言えるものを何か一つ作ってほしいですね。それを作ってからでも他のことを満遍なく学ぶことはできるので、若いうちにできる限り興味あることを絞ってとことん極めてほしいなと思います。
何か一つ自分の武器を作って欲しいということですね。
渡辺さま、本日は貴重なお時間をありがとうございました!
ありがとうございました!