飲食店|インタビューメディア『PHOENIX』

𩣆 BACHI(ばち)巣鴨店

神田カレーグランプリで優勝経験を持つ企業様の新業態についてオーナー様にインタビュー!

二木さま、本日は宜しくお願い申し上げます。

𩣆 BACHI(ばち)巣鴨店」の二木(ふたき)です。宜しくお願い申し上げます。

まず初めに店名の由来をお伺いできますでしょうか。

馬と羊のお店なので、馬偏に羊と書く「𩣆」(ばち)というぴったりの旧字があったので店名にしました。

開業されたのはいつ頃でしょうか?

巣鴨店は今年の2月になります。それまで1年ほど赤坂で運営していました。

開業のきっかけを教えてください。

もともと弊社、株式会社カリガリは2005年にカレー屋として創業した会社なんです。神田カレーグランプリで優勝してからFC展開も行い現在は25店舗ほどに広がっています。カレーの「カリガリ」として直営店の店舗拡大は行わずに、もう1つ別業態でブランドを作りたいと思い「𩣆 BACHI」をオープンしました。

カレーから居酒屋ですか!

海外進出も見据えているので前々から居酒屋さんには目をつけていました。居酒屋って日本特有の文化じゃないですか。コロナでアルコールの売上が減ったり、居酒屋大手チェーン店も撤退しましたがコロナが明けたらこれから生き残り合戦になっていくのかなと思いまして。

他の居酒屋と差別化を図っている部分はありますか?

どんな居酒屋にしようか考えた時に馬肉とラム肉の専門店にすることにしました。焼き鳥や焼肉、海鮮系で勝負しても勝ち目がないと思ったんです。勝ち目のない戦いをしても面白みがないかなと。それと私自身が筋トレにハマっていることや、年齢的に良いお肉であればあるほど胃もたれして食べれなくなってきたということもあって馬肉のようなヘルシーなお肉の方が良いなと思いました。

馬刺し専門ですか!

馬肉の専門店ってあまりないじゃないですか。大衆酒場でも馬刺しは食べられますけど、凍ってる低品質な馬刺しなのに値段が高い印象です。我々は馬肉協会の会長さんや一流の卸し業者さんと繋がって仕入れルートを確保し、仕入れた後の下処理(トリミング)についても徹底的に学びました。

まさに企業努力ですね。他のお店じゃ高品質な馬刺しを290円で提供できないです!

その過程で「羊香味坊」という御徒町でいつも行列の中華料理店があるのですが、そちらのオーナーの梁さんと仲良くなってラム肉の工場見学をさせていただいたり、ラム肉も卸していただけることになりまして。ニッチではあるけれども馬刺しとラムで勝負していこうということになりました!

やはりコロナの影響はありましたか?

ありましたね。2019年11月に神田カレーグランプリに優勝してからフェスに来て欲しいというオファーがたくさんあったのですが、翌年2月くらいからコロナだったので呼ばれていたイベントが全て中止になってしまいました。幸いカレーグランプリで優勝したという実績のおかげでフランチャイズ展開も進められたり、吉野家さんにカレーメニューを導入いただくことができました。今はコロナも落ち着いてきてフェスなども増えてきています。

𩣆 BACHI(ばち)巣鴨店」さんの名物、ウリを教えてください。

イチオシは高品質な馬刺しを290円で提供しているのでぜひご賞味いただきたいですね。馬刺し山かけ丼もおすすめです。

二木様が会社を創業されるまでのご経歴が気になります!

バンドマンだったので大学卒業してからも活動を続けていました。父がマジックを見ながらお酒が飲めるクラブを銀座でやっていたのでそこでアルバイトをしていました。厨房で色々料理を作っていたのですが、ある時カレーを作って提供してみたんです。これがお客様からかなり好評いただけまして。そういう店なのにカレー目当てに来てくれるお客さんも増えてきたんです。ランチでお店出さないかと声がかかったタイミングで、それなら自分でやろうと思い2005年にオープンしました。そのとき27歳くらいでしたね。

これまでで一番大変だった時はいつでしょうか?

レトルトカレー事業が印象的です。(株)バーグハンバーグバーグさんと共同で、インド人のアドバイスを無視して作った「インド人完全無視カレー」や、ホリエモンさんが刑務所の中で外に出たら食べようと夢想い描いたカレー、イジリー岡田さんの芸歴30年のときに作った満足マンゾウカレーなどの開発やリリースの時は色んなアクシデントもあってとても大変でしたね。

飲食店をやっていて嬉しかったことはなんですか?

やはり神田カレーグランプリで優勝した時ですね。全ての出会いや経験の点と点が繋がって線になっていく感じでしたね。でんぱ組.incの夢眠ねむ ちゃんが弟子入りしてくれた時があったのですが、グランプリの決勝のときに、夢眠ねむ ちゃんが考案したカレーとカリガリのカレーを掛け合わせたスペシャルあいがけカレーを提供しました。1人で4杯も食べてでも応援してくれるお客さんがいらっしゃったり久々に学生の文化祭のような楽しさ嬉しさがありましたね。

お仕事のこだわりやポリシーはありますか?

楽しくないことはしたくないな、と思っています。人って仕事は辛いものとか、我慢しないといけないものとか思いがちですけど、楽しいことをする、やりたくないことはやらなくていいと思っています。楽しまないと結果が良くならないことが多い気がします。逆に言えば楽しいことをしていれば結果が伴わなくても楽しいはずなので。

「𩣆 BACHI(ばち)巣鴨店」さんの今後の展望を教えてください。

「𩣆 BACHI」ブランドを確立したいと思います。もっと馬刺しを世に広めたい。こんなに良質な馬刺しを安く食べれるんだよってことを広めていきたいと思います。カレーの部門に関しては淡々と弊社が面白いことをやってブランディングを強化していき、FCをやってらっしゃるオーナー様が各地にいらっしゃるので、その方達が生活できるくらいカレーが売れるようにしていきたいと思っております。

最後に若者にメッセージをお願いいたします。

まず何かを始めてみてください。私も最初はカレー屋をどうしてもやりたくてカレー屋を始めたわけではありません。たまたま僕が作ったカレーが評価されたから27歳でお金もありませんでしたけど8席の小さなテナントを借りてやり始めたわけですから。

なるほど。

僕はいま英語とか喋れませんけど、これもし仮に3年前から英会話に通っていたら喋れるようになっていたかもしれないじゃないですか。でも英語の勉強を始めない人生をずっと繰り返しているわけですよ。きっとまた3年後も同じことを感じている僕がいると思うんですね。だから僕はそういうのをやめたいと思ったんです。

ほう。

カレー屋の開業に興味を持った時に、まずカレー屋をやってしまおうと思ったんですよね。潰したら潰したで仕方ないしまず何も考えず初めてしまおうと。何かやったことないことを始めるということは1個可能性を潰せるじゃないですか。カレー屋をやってみたけどうまくいかなかった→カレー屋の経営は僕には向いてなかった、と答え合わせできますよね。逆にやらずにいるとあの時カレー屋始めてたら今頃はな〜みたいなことを一生思い続けることになるわけですよ。

確かにおっしゃる通りですね。勉強になります!

まず何かを始めてしまうと付随して何か面白いことが勝手に出てくるんですよね。先程お話ししたレトルトカレーに関してもカレー屋をやってたからレトルトカレー事業ができたわけですし。目的がはっきりと決まっていなくても、ある程度興味があればやってしまった方がいいと思います。それをやっていくうちにきっとやってて良かったと感じられるタイミングが訪れると思います。

二木さん、本日は貴重なお時間をありがとうございました!

ありがとうございました! 

■店舗情報
・店舗名
𩣆 BACHI(ばち)巣鴨店

・所在地
〒170-0002 東京都豊島区巣鴨1丁目13−4

・アクセス
巣鴨駅から徒歩1分

・営業時間
平日11:30-15:00 / 17:00-23:00
土曜15:00-23:00
日曜16:00-23:00

・定休日
不定休

電話番号
03-6686-5556

・食べログ
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・インスタグラム
https://www.instagram.com/bachi_sugamo/

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