飲食店|インタビューメディア『PHOENIX』

Corn-Barley

渋谷、横浜、吉祥寺の大人のためのアメリカンダイナー3代目オーナー様にインタビュー

石川さん、本日は宜しくお願い申し上げます。

石丸商事株式会社の石川と申します。宜しくお願い致します。

開業のきっかけを教えてください。

私は3代目のオーナーになるんです。私が中学生の時に社長であった父が他界し、その後は祖父が経営をしていたんです。15年程前に祖母が病になったのをきっかけに、先代の祖父から東京に戻ってくるように言われ、勤務していたビールメーカーを退職して現在の会社に入社しました。

そうだったんですね!店舗名の由来を教えていただけますか?

Corn-Barleyは「とうもろこし畑」という意味です。もともと私の父が考案した名前でして、当時はウイスキーを主体的に売っていきたいという思いがあったそうです。

「Corn-Barley」さんの名物、ウリを教えてください。

ローストビーフになります。ローストビーフがブームになる前から扱っていました。未だに渋谷店はちゃんと手で焼いてますし、横浜と吉祥寺ではスチームで温度管理しながら作ったりしています。吉祥寺店には隠し部屋があるのでぜひ吉川さんも機会があったら来てみてください。

貴社は不動産事業も行われているようですが飲食事業とのシナジー効果はございますか?

飲食店は売り上げが乱高下(不安定)になる事業なので、「企業収益の安定化」という意味
では、不動産賃貸業のような安定性の高い収益源が欠かせません。異業種間のシナジーというよりは、企業経営的な恩恵の方が高いと思っています。

これまでで一番大変だった時はいつでしょうか?

安直にコロナが勉強になりましたね。自分の思想と価値観が変わっていったなと、自分を俯瞰的に見て思います。

と言いますと?

小難しい話になりますが、自分たちが飲食店で出している食材がどうやって出来上がっているかを改めて考えるきっかけをくれたのがコロナでした。今回のような世界規模の有事の際は、世界全体で物が作れなくなったり、輸出、輸入に制限がかかったりするので、外国産の食材、肥糧が安定的に入ってこなくなるんです。

そうなんですね。

有事が発生すると国内の需要と供給のバランスも大きく崩れるんです。例えば、農家さん。農作物は時間をかけて育て、時期がくると出荷をします。今回はそこにコロナウイルスがまん延し、飲食業界にも自粛政策がとられ、時短や休業を求められました。本来出荷するはずであった飲食店が営業せずに仕入れをしなくなると、その食材はどこに行くのか?個人消費向けのスーパーなどで食材販路を拡大したとしても、飲食業界の総量までは担保できません。結果、食材の安売りや無料配布、廃棄のニュースを観た方も多いのではないでしょうか?有事における日本の食料安全保障が極めて脆弱だなと感じた時間でした。前々からなんとなくそこに向けて事業をやりたいと思っていたのですが、その気持ちが今回のコロナの影響で強まりました。飲食店ではない食への携わり方もちゃんと視野に入れておかないといけないと思います。

飲食店をやっていて嬉しかったことはなんですか?

「おいしい」とお客様から言ってもらえることです。お酒を飲んで楽しい気分になることもありますし、ときには喧嘩をすることもありますけど、でもそれって関係性をより濃くするための時間だと思うので、美味しいお酒とご飯を囲んで会話をすると言うのはこちら側も見てて楽しいですよね。

お仕事のこだわりやポリシーなどがあれば教えてください。

笑顔でいること、笑顔を作ることですね。小難しい顔してると小難しくなってしまうんですよね。怒ってるより笑ってる方がみんな幸せになるんですよ。

石川さんの今後の展望を教えてください。

第一次産業との食連携をしたいと思っています。農家さんに持続的な利益を還元することで、国内生産力を維持、向上し「有事でも食べ物に困らない」という仕組みづくりがとても大事だと思います。
食料自給率を高めるとか堅苦しい話ではなく、食材を作ってくれている農家さんが不作や有事の際に苦しまないように平時から備えること、そして食べ物を通じて季節を味わうという日本人らしさを感じていただくために第一次産業に進んでいきたいなと。

素晴らしい取り組みだと思います。

現在進めているプロジェクトは、私が住んでいる三鷹市と姉妹都市提携を結んでいる他県との連携です。住んでいる街と、農産業に強味を持つ街とが産業連携をすることで、自分の街にも地方にも恩恵が生まれると思うんです。ゆくゆくは農業、畜産などの生産に加え、キャンプ場やサバイバルゲーム場などが隣接する複合的施設を作って、現地と利用者が共に過ごす空間を作りたいです。その中で作物や食で文化を繋げていかないといけないと思っています。文徳の強化(文化)が大事だと思うので、余生を人のために使っていきたいですね。

最後に若者にメッセージをお願いいたします。

健全な劣等感を持ち続けて欲しいと思います。どうしても人って比較対象を周りの人(他者)に求めがちなんですよね。誰かと自分を比べてネガティブな劣等感を感じるのではなく、比較対象を理想の自分と今の自分にしてみてください。理想の自分と現状の自分の間に生まれる葛藤を感じてもらいたい。そうすると、ライバルは常に理想の自分なので、その健全な劣等感は自分を成長させることに繋がると思うんです。自分が成長すれば人の事も助けられるようになります。理想の自分と現状の自分に乖離があると良い意味で腹が立って成長しようと思えますし、その苛立ちは、「1日1ページ本を読んでみるか」等、明日からの行動にも変化が生まれてくると思います。

石川さん、本日は貴重なお時間をありがとうございました!

ありがとうございました! 

■店舗情報
◼︎レストラン&バー コーンバレー 渋谷店
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◼︎吉祥寺コーンバレー
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■企業情報
石丸商事株式会社